2017年2月1日水曜日

<〜障がいに負けない生き方〜>

<〜障がいに負けない生き方〜>
 
昨年の12月議会においても『こころつながる手話言語条例』が可決されました。
手話は言語であり、生活の言葉が音声言語だけではないことを市民1人1人が理解し、それぞれの言語を尊重することが重要である。と条文にも示されています。
 
八木郷小での道徳教育推進講演会に参加させてもらいました。
今回のテーマは、
『全力は美なり・努力は嘘をつかない』~障がいに負けない生き方~
目標に向かって!自分をあきらめない
講師は、森本真敏先生
1985年生まれ
埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園の中等部で教師をしながら、今年トルコで開催のデフリンピック日本代表候補(デフハンマー投げ)でもあります。
滋賀出身という事もあり『しがスポーツ大使』も努め、世界ろう者陸上選手権大会やデフリンピックでも数々の金メダルや優秀な成績を残しています。
自己ベスト:63m71cm デフリンピック・世界ろう者陸上競技選手権大会 記録保持者でもあります。
 
森本先生からは、
聴覚障害とは? 先天性や後天性など、伝音性、感音声の聞こえ方。
様々なコミュニケーションの方法(普通に話す・口話(こうわ)・ノート(筆談)・手話など)も子ども達に分かりやすい説明でした。
子供の頃に野球が好きで野球チームに入りたくても理解が得られずに、何度も父親と頼みに行きやっと入れたが、そこで聞こえないということでいじめにあって挫けそうになったが、そこからの努力と理解してもらえたことなどの頑張りで全国大会に出場したことなど。野球選手からハンマー投げに移ったこと。
講演後には、全校生徒から手話で森本先生に歌のプレゼントがありました。
森本先生からの講演は、
子ども達、先生方、地域の方、開場にいた全ての人達が、耳と目と心で聞いていました。
多くの熱い思いを経験などを含め講演いただきありがとうございました。
目標に向かって、自分をあきらめない!
講演後、森本先生やろう者の方々とも沢山話しをさせて頂きました。
やはり、知ることがまず大事。
発信しても伝わらなければ届かない、どう届けるか!
多くのツールを使って知ってもらってから判断してもらうことなど。
参考になりました。 
森本選手、今年の7月のトルコデフリンピック大会、是非頑張って下さい!
<デフリンピックとは>
身体障害者のオリンピック『パラリンピック(Paralympics)』に対して、
ろう者のオリンピックとして『ろう者(Deaf)+ オリンピック(Olympics)』の造語で『ろう者のオリンピック』という意味を持ちます。
参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好を深められるところに大きな特徴があります。
開催は、4年に1度(オリンピック、パラリンピックと同じく)世界規模で行われる聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会であり、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD、CISS)が主催する障害者スポーツにおける最初の国際競技大会である。夏季大会と冬季大会があり、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアにおいて始まりました。
なお、国際オリンピック委員会(IOC)が『オリンピック』という名称の使用を許可しているのは、デフリンピック(Deaflympics)・パラリンピック(Paralympics)・スペシャルオリンピックス(Special Olympics)の3つ。
 
<伝音性と感音声>
・伝音性難聴
外耳と中耳、音を伝える部位の障害で発生し、機能的な問題で起こる難聴。
 
・感音性難聴
内耳と聴神経、音を感じる部位の障害で発生し、内耳や聴神経の障害により起こる難聴。
 
・そして伝音性難聴と感音性難聴の両方の症状を持つ、混合性難聴もあります。
 
聴覚障害の方へどの様に声や音が伝わっているのか?
を図で分かりやすく書いてあるのが下記のリンク先にありますので見てみて下さい。
 
聴覚障害の聞こえの可視化
http://getnews.jp/archives/514135
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